広島のバス事情を語る上で、広電バス(青バス)、広島バス(赤バス)に並んで欠かせない存在が「広島交通」です。
地元では「広交(ひろこう)」の愛称で親しまれており、オレンジ、赤、茶色のラインが入った落ち着いたデザインの車両が特徴です。主に広島市北部の住宅街と都心を結ぶ、通勤・通学の頼れる味方についてご紹介します。
ニュータウンと都心を結ぶ「大動脈」
広島交通の最大の特徴は、広島市安佐北区や安佐南区といった北部エリアの路線網が非常に充実していることです。
広島市は山を切り開いて作られた大規模なニュータウンが多く、そこから中心部へ向かう膨大な数の利用者を支えているのが広交のバスです。朝のラッシュ時に、次々と都心へ向かって坂を下りてくる広交バスの列は、広島北部の日常を象徴する光景といえます。
広島交通(広交)の知っておきたい3つの特徴
他のバス会社とは一味違う、広島交通ならではの注目ポイントをまとめました。
銀色に輝くボディと伝統のライン
広電バスや広島バスが「白地」をベースにしているのに対し、広島交通の伝統的な車両は銀色(シルバー)のボディがベースになっています。そこに3色のラインが入ったシックな装いは、都会的な機能美を感じさせます。
広島バスセンター」への圧倒的な乗り入れ数
広島市中心部にある広島バスセンター。ここを発着するバスの中でも、北部方面へ向かう広島交通の割合は非常に高く、バスターミナルの顔ともいえる存在です。
グループ力を活かした「広交観光」も有名
バス事業だけでなく、観光バスや旅行業、さらには不動産業や自動車販売など、広島の暮らしに幅広く関わっているグループ企業です。オレンジ色の観光バスを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
「安全」と「信頼」を運ぶプロフェッショナル
広交の路線は、勾配の急な坂道や、冬場には積雪の可能性がある山間部も含まれます。
そうした厳しい条件下でも、毎日正確かつ安全に運行を続ける技術力とプロ意識は、地域住民から絶大な信頼を寄せられています。まさに「広島の北の玄関口」を守る、縁の下の力持ちなのです。
広島の街角で銀色のバスを見かけたら、それは北の街からやってきた広島交通です。広島の地形が生んだ「バス文化」の力強さを、その走りに感じてみてください。


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