広島市内を訪れた人が、路面電車と同じくらい驚くのが「バスの多さ」です。
中心部のバス停に立つと、次から次へと異なる行き先のバスがやってきて、時には数台のバスが数珠つなぎになることも珍しくありません。この、広島ならではの光景はどのようにして生まれたのでしょうか。
網の目のように広がる「バス王国」
広島市は人口100万人を超える大都市ですが、市街地の多くが太田川の三角州(デルタ地帯)に位置しています。路面電車との共存や都市構造などの背景もあり、郊外と都心を結ぶ役割をバスが大きく担うことになりました。
特に、広大なニュータウンと市内中心部をダイレクトに結ぶ交通手段として、バス路線が高度に発達。その結果、全国でも有数の「バス王国」と呼ばれるようになったのです。
広島のバス事情が「個性的」と言われる3つの理由
初めて広島に来た人が圧倒される、独自のバス事情をまとめました。
「バスだんご」が日常茶飯事
広島市のメインストリートである相生通りや、広島バスセンター周辺では、複数の系統のバスが列をなして到着します。この様子は、串に刺さった団子のように見えることから「バスだんご」と呼ばれています。
バス会社の種類が豊富
広電バス、広島バス、広島交通、芸陽バス、備北交通など、非常に多くの事業者が乗り入れています。カラフルな車体が次々とやってくる光景は、眺めているだけでも飽きません。
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圧巻の「広島バスセンター」
そごう広島店の3階にある「広島バスセンター」は、日本初の民間バスターミナルとして知られています。街のど真ん中のビルの中に、ひっきりなしにバスが吸い込まれていく様子は圧巻です。
まるで「時刻表いらず」の利便性
主要な路線であれば、時刻表を細かく確認しなくても「少し待てばすぐ来る」のが広島の強みです。
もちろん、これほど多くのバスが走る背景には、運行を支える高度なシステムや、運転手さんの技術があります。道路を埋め尽くさんばかりのバスの群れは、広島市民の生活を支える力強いエネルギーそのものなのです。
広島を観光する際は、ぜひバス停でその「密度」を体感してみてください。きっと「広島のバスは本当に多い!」と納得するはずです。


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